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アネックスっていうのはですね@izuizu

新年のごあいさつ

あけましておめでとうございます。

昨年も本当に大変お世話になりました。

今年の抱負は「とりあえずやってみる」です。

とりあえずやってみて、なんかあったらそんときに考えます。 昨年以上にフレキシブルに動いていきたいです。

今年もなにとぞどうぞよろしくお願いいたします。

http://izuizu.jp

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解説放送のすゝめ

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ここ数年「テレビ観てないわー」という声をちょいちょい聞きますが、それがどうした!テレビはまだまだおもしろいし、アクセシビリティ的にもいろいろ発見があるから観ないと損やと思っています。

という私も、リアルタイムで見ることが減って、もっぱら録画したものを見ることがほとんどなんですけどね(てへっ)。

ということで、この記事はWeb Accessibility Advent Calendar 2016の11日目の記事として、大好きなテレビをネタにWebアクセシビリティ的なお話をします。

総務省もテレビジョンを気にしているよ

アクセシビリティ的に?と思ったかた、まずはこちらをご覧ください。

www.soumu.go.jp

毎年11月ごろに総務省は「字幕放送等の実績」をまとめた報道資料を発表しています。

年々普及してきています

テレビジョン放送の字幕放送や解説放送は年々普及しています。

字幕放送は在京キー5局(日テレ・TBS・テレ朝・フジ・テレ東)で99%ですよ!奥さん!

ただ、解説放送は少しずつ増えてきているとはいえまだまだです。

いろいろ気になって、今年の2016年1月から可能な限り意識して解説放送で見るようにしてもうすぐ1年。解説放送すごすぎるぜ!

解説放送とは?

主に視覚障害者向けにテレビジョンの音声多重放送を使って場面の解説を放送するテレビ番組のことである

解説放送 - Wikipedia

「視覚障害者向けに」ってウィキペディアには書いてありますが、見えている人にもかなり便利なサービスです。まじで。

 

解説放送かどうかを知るためには?

テレビ番組表の番組名の横に[解]って表示されているものが、解説放送をしている番組です。

その番組を観ているときにテレビのリモコンで「音声2(副音声)」を選択します。 これであなたも解説放送を存分に楽しむことができます。

 

さて、ここから私が大好きな解説放送について語っていきます。

解説放送でしか知れない情報がいっぱい

解説放送の一番すごいところは、テレビをみているだけじゃ知ることができない情報が満載ということです。

たとえば「もしかしてだけど~」ってダメ妄想の歌を歌っている「どぶろっく」っていう芸人コンビがいるんですが、もちろんテレビの画面では「どぶろっく」とコンビ名しか表示されていません。

が! 『笑点』などで音声解説にしていると、

黒いハットの江口さんと、ギターを持った森さんの登場です。

って教えてくれます。

みなさん、知ってました?胸毛のあるほうが江口さんといって、細長いほうが森さんというらしいですよ。

読み方を知ることも

読めない漢字の俳優さんの名前や地名の読み方を知ることもできます。これ地味にすごい(feat. 河野悦子)。

 

「Webアクセシビリティ」の話じゃないやん!と思ったあなた

ここまで読んで「おいおい、Webアクセシビリティのアドベントカレンダーの記事なのに全然Webの話がないやん、がっかりだぜ」と思った方も多いかもしれません。

が!!!解説放送って、ウェブページでの情報の伝え方の参考になりまくりなんです。

画像のaltやキャプション

さっきの「どぶろっく」のプロフィール画像であれば、

  • alt(代替テキスト)に「どぶろっくのプロフィール写真」
  • キャプションに「黒いハットの江口さんと、ギターを持った森さん」

とつけるといいんじゃないかなーって思いませんか?

難しい漢字や英単語

特に人名や地名などの固有名詞や商品名などで、難しい漢字を使わないといけない場合は「ふりがな」も一緒に入れるといいなぁ、というのもとても良くわかります。

情景や動き

解説放送では、情景や人の動きの表現がとても参考になります。簡潔かつわかりやすい解説なのがすごいです。

  • ニュース・クーを呼び止め新聞を購入するバッキン(ONE PIECE)
  • 料理を飲み込む恵(女くどき飯)

など、見出しやテキスト文章の言葉選びにもとても参考になります。

特に笑点はおすすめ

笑点は出演者さんがそれぞれいろいろな動きをしているので、解説がとても参考になります。

たとえば、

以前、円楽さん(紫の人)が苦笑いをしながら、扇子で歌丸さん(引退されてしまった・・・)を指しているシーンがありました。

このときの解説は

そりゃないよ、と円楽さん

ですよ!

「そりゃないよ」って口も動かしてもいなかったですが、確かに「そりゃないよ」っていう感じだったんです。これを見て聞いたときは「すごー!解説放送すごー!」って思いました。

写真のキャプションってこうやってつけたらいいのかも!ってこのときに気づきましたもん!

 

解説放送が伝え方のヒントをくれる

アクセシビリティだけでなくSEOとかマーケティングとかあっちやこっちやいろんなところで言われている「テキストや見出しやaltやキャプションなどをしっかり設定しましょう」って言われて久しいです。

が、設定やテキストなど「とりあえず入れとけ」的な全然伝え方がイケてないサイトって多いと思いませんか?

まぁ確かに表現方法とか伝え方って、ほんと難しいですよね。ボキャブラリーが乏しかったら特に・・・プロのライターでもないし・・・

だからこそ「言葉で解説」している解説放送は、さまざまな表現のヒントをくれるすてきなサービスなんです。

しっかりテキストで情報が伝えられるようになると、スクリーンリーダーにも優しいし、マシーンリーダブルだと思いませんか?

 

録画でも基本大丈夫

解説放送は、リアルタイムでなくても、基本的に録画した番組でも音声のチャンネルが切り替えられるものでしたら、解説放送も字幕放送も楽しむことできます。

 

音声解説がやっぱりアツい!

ということで、今年は音声解説が個人的にアツかった1年でした。来年も引き続き、音声解説をウォッチ(リスっち?なんか違うけど)していこうと思っています!

 

解説放送のレビューをたまにしています(宣伝)

アクセシビリティの情報サイト「AccSell(アクセルって読みます)」のメルマガでも、たまに解説放送のレビューをしているので、もしよかったらそちらでもどうぞ。有料だけど。

 

字幕放送もかなりツッコミどころがあったりおもしろいのがいっぱいあるので、それもまたまとめていきたいです。

この記事をきっかけに、解説放送に興味を持ってもらえたらいいなぁ、と期待を抱きつつ今日はこれまで!

UDCastを使うときに気をつけたいたったひとつのこと

2016年7月に公開された映画「ONE PIECE FILM GOLD」が、UDCast(ユーディーキャスト)に対応した!ということで、映画ワンピースよりUD Castを試したくて(え)観に行ってきました。

一般興行初!「ONE PIECE FILM GOLD」が [目の見えない方、見えにくい方]向けに バリアフリー映画上映・新システム『UDCast』・音声ガイドにいち早く対応!

UD Castとは

無料アプリ「UDCast」をダウンロードしたスマートフォンタブレットなどの携帯端末にイヤホンをつなげて映画を鑑賞すると、映画のシーンに同期して音声ガイドがイヤホンから流れてくるシステムです。

ダウンロード&インストール

iOS 

UDCast

UDCast

  • Palabra Inc.
  • ユーティリティ
  • 無料

 Android

play.google.com

あとは、観たい映画の音声ガイドデータをあらかじめダウンロードして、映画館へGO!です。

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本編が始まっても音声ガイドが聞こえない・・・

本編が始まる前にスマホにイヤホンを刺し、UDCastを起動し、あらかじめダウンロードしていたONE PIECE FILM GOLD」を指定すると

映画ONE PIECE FILM GOLD」の本編が始まると音声ガイドが流れますのでしばらくお待ち下さい

とイヤホンからガイドが流れました(リピートで)。よしよし。わくわく。

なのに、本編がはじまっても、変わらずさっきのガイドがリピードで流れてきます。なんでや・・・

一旦、シアターを出てロビーで設定を確認したり、ネットで調べまくったりして、ようやく原因が判明しました。

 

【ここからが重要】
UD Castを使って音声ガイドを利用するときの重要な設定ポイント

UDCastはスマートフォンタブレット端末の「マイク」の機能を利用しています。

そのため、UDCastのアプリはもちろん、他のアプリもマイクの権限をオンにしておかないと使えないようでした。なんだよ!それなんだよ!!!聞いてないよ!!!

ということで、スマートフォン(私ならAndroid)の[設定]ー[アプリ]を開き、マイク機能が付いていそうなアプリ(たとえば、カメラやFacebookやSlackなど)の「権限」から「マイク」をオンにします。

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これでようやくUDCastから本編の音声ガイドが流れるっぽいです。

マイク機能を使っているすべてのアプリではないようなので、次回どのアプリのマイクが連動しているのかを調べてみようと思います。

 

途中からでもしっかり対応!

そんなこんなで、ここにたどり着くのに30分以上を要してしまい(汗)、ようやくシアターの席に戻りました。

とはいえ、途中からだから音声ガイドは微妙なことになってるんとちゃうんかなーって思いつつ、スマホのイヤホンをしてみると・・・

いま映っている画面と音声ガイドがいい感じで美しく連動している!!!なにこれすごい!これがUDCastの強さなのか!!

この日、これが一番感動しました。

 

ONE PIECEは最近アニメも漫画もみてなくて、映画を楽しめるかなーって思ったのですが、音声ガイドのおかげで、大量な登場人物の名前を毎回教えてくれるので「あれ、これ誰だっけ」という思考をしなくてよかったのがよかったです!

 

UD Cast用の音声ガイドの台本だった

映画の最後に、今回の映画の音声ガイドの台本とナレーターと監修の紹介もガイドから流れてきました。

どうりで、とてもわかりやすかったのだなぁ・・・

現在のUDCastは音声ガイドだけですが、近々専用メガネを使って「字幕」にも対応するようです。

多言語対応とかそれ以外でもこれからの可能性がめっちゃあるなーって思いました!

一度試してみる価値があると思います!